ハビタット

ハビタットHabitat)とは,元々コモドール64用に開発されていた(と思う),ビジュアルチャットシステム。メンバーのひとりひとりは「アバター」という身体を持ち,マップ上を歩き回り,他の人と会話ができる。オンラインRPGの原始的なものともいえる。これをインターネットが無い時代に,ダイアルアップ環境でやってんだから,今考えると無謀だ。
ワタシがまだFM-Townsの開発部隊にいたころ,ハビタットFM-Townsに移植する話が持ち上がり,通信ソフト(といっても,当時だから端末ソフトですな)担当だったワタシは,米国出張して,むこうの技術者(二人で開発していた)と打ち合わせをした。結局ワタシが移植開発を担当することはなかったが,別の部署で開発が行われ,無事にサービス提供された。
ハビタット内には,熱烈なコミュニティがあり,米国から開発者の二人とその家族を招いてパーティを開いたりしたものである。富士通版のハビタットでは,元のアメコミ風のポップなアバターデザインが無くなってしまい,これがとても残念だったのを覚えている。