ハードディスクをつなげる

AppleIIgs本体にはHDはもちろんFDもついていない。3.5インチ(実用)と5インチ(ゲーム用)のFDを一台ずつつないでおくのが王道らしい。しかし,フロッピーベースだとあまりに使いにくいのでHDをつなげることにした。IIgs用にはSCSIカードがあるので(持っていないケド),SCSI HDをつなぐことができる。またHDを一体化したカード(昔はHardCardとかありましたね)もあるので,それを使う手もある。問題はこれらの拡張ボードはいまや入手困難ということ。
探してみるとCFFAというのを見つけた。これはCompactFlashとIDEのインターフェースを持つ,AppleII用(というかほとんどIIgs専用)のカード。未だに売っていることがオドロキだが,とにかく1つ注文してゲットした。100ドルちょっとだったかな。高いね。IDEのドライブは余っているのがあったのだけど,IIgsの電源が不安なので,ダチからMicroDriveを(こっちも1万円で)ゲット。
カードにMicroDriveを入れて起動。フロッピーにはGS/OSのSystem Diskを入れておく。そうするとFinderが起動して,未使用のDiskを見つけて「初期化するか?」ときいてくるので,そのまま初期化。残念ながら,パーティションは4つ決め打ちで,しかも32MB/パーテションしかとれない。つまり32*4=128MBしか使えない。より大きい領域を使うにはフリーのドライバを使う必要がある。
その前にまず,いまフォーマットしたボリュームにGS/OSをインストールする。Installディスクをいれてリブート。IIgsはブートするスロットを指定できるけど(IIgsはペリフェラル類は全て[内蔵されているものも含めて]スロットに接続されていると扱われている),デフォルトでは「Scan」になっている。スロット#1〜#7を順番に探すらしい。ところが,#6がDiskになっているので,それより前のスロットにCFFAを入れてしまうと,そこからブートしようとして,(まだ何も無いので)失敗してしまう。なので,ブートスロットを#6に固定する必要がある。
こうしてInstallフロッピーからブートして,MicroDriveにGS/OS(6.0.1)を無事インストール。次にCFFAのドライバ(Dave Lyons' GS/OS Driver)だけど,CFFAのサイトにある(ここの一番下の)。さて,ここでまた大問題発生。IIgsはインターネットにつながらない。マックとの間でフロッピーのやりとりはできるけど,AppleIIの世界のお約束のエンコードは,おそらくIIgs上でデコードしないといけない。そのためのデコードソフトが必要だけど,それをIIgsに持ってくる方法が無い。
さあ困った。