Rails 0.13リリース(225以上の新機能とバグフィクスを75日で!)

"Rails 0.13: 225+ features/fixes in 75 days!"

Railsがリリースされて以来最も長い間隔をおいて,225以上のバグフィクスと機能追加の後,1.0マイルストーン前の最後のメジャーリリースを出した。我々は3つの新機能またはバグフィクスを過去75日間かかさず組み込み続けた。しかしあなた方は我々の労働の努力を聞きたいわけではない。以下が0.13.0の一覧となる。

てなわけで,Ruby on Rails 0.13.0が出ました。新たに加わった機能をまとめるとこんな感じです。かっこ内は僕の勝手な感想。

  • Ajaxサポート:視角効果,ドラッグ&ドロップ,ソート可能なリスト,テキストフィールドの自動補完機能などがAjaxで実装された。ファイルアップロード中のプログレスバーが試験的に実装された。Ajaxのエラーハンドリング機能が実装された(エラーハンドリングはよさそう。JavaScriptのエラーは追いかけにくいので)。
  • Migration:ローカルなDBに対するスキーマの変更(カラムの追加など)を他の開発者のサーバや公開用サーバといった別のDBにも反映する仕組み。現状ではMySQLPostgreSQLでのみ動作する(DBスキーマに対するバージョン管理みたいなものかな)。
  • 性能:互換性を保ったままの全体的な性能の改善。またBenchmarkHelperが追加され,簡単に性能測定ができるようになった。
  • Sweeper:キャッシュを一発でクリアするメソッドActionController::Caching::Sweeperが実装された。
  • レンダリング:今まではrender_xxxといった名前のメソッドがたくさんあって分かりにくかった。これらはリファクリタングされて,renderメソッドに統一された。renderメソッド使用前使用後。太字が新しいrenderメソッドを使ったケース。
  • Routes:Routesが書き換えられて名前付きルートが使えるようになった(と書いてて「ルート」がなんだか理解していません。たぶん画面遷移のこと?)。
  • Email添付:Action MailerでEメールに添付ができるようになった。
  • 入力バリデーション:バリデーションの実行条件を設定できるようになった。
  • 完全後方互換!:既存のRailsアプリケーションは変更無しで利用できる。
  • 1.0が出るまではこれが最後のメジャーリリース:0.13.1(と0.13.2)ぐらいは出るかもしれないが,基本的には1.0のRCまではクローズとなる。

【追記】id:secondlife:20050707さんのところに解説がありました。